周ちゃん広場や、田野女性直売所へ出荷していただいているみなさんを紹介しています。
2013年12月現在
近藤 文男(ふみお)さん
奥さんと協力して作っている近藤さん
中学生のころから、自宅で飾るしめ飾りを作っていた近藤文男さん。「周ちゃん広場」のオープン初年度から、奥さんの「佳代子」さんの名前で、しめ飾りの出荷を始めた。近藤さんは「出荷を始めたころは思うように売れなかったが、山草や橙(だいだい)を付けることで、販売数が増えていった。手間はかかるが、喜んでもらえる商品をつくることの大切さを感じた」と話している。
神棚や玄関、裏口用の3種類の飾りを出荷している近藤さん。今年は2000ほどの出荷を予定している。しめ飾りを作るうえで大切なのが、材料のワラ。湿気や日光に当たると変色しやすく、ワラの管理で出来が決まるとも言える。近藤さんは「ワラの管理など苦労も多いが、ワラがお飾りになる工程が楽しい。田植えが始まるとしめ飾りに向けて、気持ちがワクワクする」と笑顔で話している。
見た目が重要となるしめ飾り。近藤さんはしめ飾りの大きさなどに適した山草や橙を自らの手で取っている。近藤さんは「しめ飾りは縁起物。新年を気持ちよく迎えてもらうための苦労は惜しまない」と自信を持って出荷している。