貴重な国産はちみつ

　養蜂家として３代目の越智道雅さんはＪＡ職員に勧められ「周ちゃん広場」にハチミツを出荷している。１匹の蜂が生涯で集めるハチミツはスプーン１杯ほどで、国産物は全体の１％程度しかない。

　越智さんの所では、５月から７月までの３カ月間しかハチミツを採取できす、地元でとれたハチミツを味わってほしいと思っている越智さん。「３カ月間でとれたハチミツが無くなると来年までは出荷ができない。これから新しいハチミツの出荷が始まるので、楽しんでほしい」と話している。

オススメはれんげとみかん

　「周ちゃん広場」には３種類のハチミツを出荷している越智さん。オススメは「れんげ蜜」と「みかん蜜」だ。周桑管内では蜜源のれんげやみかん畑が少なく、主に中予地区で採取している。越智さんは「糖度が高く、かすかな香りで鼻と舌で楽しめる」と話す。

０歳児にはあげないで

　冷蔵庫に入れず、直射日光を避けた場所で保管すると２～３年は美味しく食べられるハチミツ。栄養も豊富で牛乳に混ぜたり、パンにつけるなど様々な使い方がある。越智さんは「ハチミツは栄養が豊富だが、抵抗力のない０歳児にはあげないで」と呼びかけている。